ついに訪れた放課後
私は玄関で翔の事を待っていた
何故かって?
それはね…翔の家でオムライスを食べるため!
本当に美味しいんだから!
早く食べたいなー!!
そんな事を考えていると翔が来た
翔の後ろには…沢山の女子
この学校には翔のファンクラブがある
それを知ったのも、夏帆情報
私に気付くなり言われた
え?心の中で言ったはずなんだけど…
私は恥ずかしくなった
それを隠すかのように翔の腕を引っ張って歩き出した
んなっ!?
少しカチンと来たが、黙ったまま歩き続けた
未だに腕を掴んでいた事を忘れていた
急いで離して隣に並ぶ
最初の方は聞こえなかったが、絶対に『バーカ』って言った
私達は普段通りに言い合いをしながら帰路についた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。