第14話

# 14
873
2018/09/30 10:35
次の日……それは起こった。
昼休み。


お弁当を食べ終え次の授業の準備をしている時だった
日神 亜煌(ひがみ あきら)
日神 亜煌(ひがみ あきら)
…えっと、月雲さんいる?
月雲 心穏 (つくも しおん)
月雲 心穏 (つくも しおん)
ッ………、?!?!?

目の前に、

先輩の教室から1階離れている私の教室に、

先輩がいる。
ありえない。

それに、私の名前を呼んだ。
月雲 心穏 (つくも しおん)
月雲 心穏 (つくも しおん)
は、はい…!!

一瞬固まったが、慌てて先輩の元へと駆けつける。
日神 亜煌(ひがみ あきら)
日神 亜煌(ひがみ あきら)
よかった、はい。これ
先輩の手から現れたのは、

私が小学校から愛用しているタオルだった。
月雲 心穏 (つくも しおん)
月雲 心穏 (つくも しおん)
ぇ…あ、…//
日神 亜煌(ひがみ あきら)
日神 亜煌(ひがみ あきら)
昨日、落として行ったから。
日神 亜煌(ひがみ あきら)
日神 亜煌(ひがみ あきら)
ここに名前書いてあるし、
月雲 心穏 (つくも しおん)
月雲 心穏 (つくも しおん)
…ッ///
それは私が小学校低学年の時に書いた下手くそな字。
日神 亜煌(ひがみ あきら)
日神 亜煌(ひがみ あきら)
可愛いタオル、大事にね(ニコッ)
月雲 心穏 (つくも しおん)
月雲 心穏 (つくも しおん)
あ、ありがとうございます、!///
タオルを受け取り、先輩の目を見て

大きな声でお礼を言う。
日神 亜煌(ひがみ あきら)
日神 亜煌(ひがみ あきら)
ッ…うん、じゃあね
手を降って、教室へと帰っていく先輩。

私も、控えめに手を振ってみた。

“ 追い討ちで撃沈 ”

友達 「 よかったじゃ〜ん ♪ 」
すぐさま駆けつけて来たのは友達。
月雲 心穏 (つくも しおん)
月雲 心穏 (つくも しおん)
えへへ…//(ニコッ)

あまりにもありえない展開に惚気けて
机にぶつかる。
月雲 心穏 (つくも しおん)
月雲 心穏 (つくも しおん)
いて…、
ビシャッ…
月雲 心穏 (つくも しおん)
月雲 心穏 (つくも しおん)
あ…あぁぁぁ!!

見事に他人の水筒をぶちまける。
月雲 心穏 (つくも しおん)
月雲 心穏 (つくも しおん)
ご、ごめんなさい…ごめんなさい!!
男子 「 ふは、大丈夫、大丈夫。」
慌てて雑巾を持ってきてこぼれたお茶を拭く。

“ 被害は甚大 じんだい

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