-去年の夏-
-安嶋side-
当時、あなたは彼氏がいたんだけどジャニーズとしてこれからもっと活動しないといけなくなるから別れようと言い出した。…俺らは止めることは出来なかった。なぜなら…ずっとあなたのことが好きだったから。ま、その理由もあるんだけどちょーっとからがイカれてて束縛とかがヤバい人だったんだ。
そして、別れを言ったときにカッとなったのか…そこからDVが始まった。
その日の夜、俺は公園に呼び出された。
…珍しかった。あなたが泣くことなんてほとんどなかったから。その日は俺の家で色々相談にのってあげて…そして風磨くんと遠くに引っ越すという選択を選んだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。