前の話
一覧へ
次の話

第4話

4.再開。
631
2020/11/13 10:37
あなた

…ケイは、

あなた

俺の"幼馴染"だ…。



決して忘れたことはない名前__。


10年前、俺が自ら彼に別れを告げた。



彼は酷く反対してたことを今でも覚えている。


リンドウ
リンドウ
やはりそうでしたか…。
あなた

ケイのこと、知ってるのか?

リンドウ
リンドウ
勿論です。
何せ、ケイはここでパフォーマンスしていますから。
あなた

はっ?!!!?




いやうそだろ…、そんな偶然あるか…?


あなた

帰っていいか…?
その、…会いに行かせる気だろ…?俺を・・・

リンドウ
リンドウ
そのつもりです。
…お願いします、ケイは貴方のことを今でも探しているんです。
あなた

っ…そういわれてもな……



気まず過ぎる。


会って何を話したらいい?

十年経った今、再開するなんてケイもどう思うか…




そう思ったのも束の間。



後ろのリハーサル場から勢いよくドアを開ける音がした。


…そこには、大人になった幼馴染の顔があなたの目に映し出している。


ケイ
ケイ
あなたっ…!!!!!

プリ小説オーディオドラマ