👼🏻said
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目の前で両親が亡くなって行く。
あぁ、今すぐ手術すれば助かる。なのに...
なのに、拘束され、動けない。
そのまま薬で眠らされ、連行される。
たまたま。
たまたまで親を殺され、
たまたまで行きたい学校にも行けず、
たまたまで、こんな運命を受け入れなければならない。
でも、僕より被験者の方が辛いだろう。
僕がその子を助けてあげたい。
そしていつか、解放してあげたい。
初めてあった、女の子は、感情がほぼなく、
痛覚を切られているせいか、
血が出ても、一切顔を変えなかった。
後にすんちょるが加わり、
3人で同じ部屋に暮らしていた。
あなたは1日1時間しか睡眠を許されておらず、
みるみる顔色が悪くなった。
そしてある日、あなたが体調を崩し、
僕が人体実験を行うことになった。
いざで始まると、辛いったらありゃしない。
特に吐き気、頭痛が襲ってきて、
僕はすぐに意識を失った。
毎日が苦痛だった。
だけど、あの2人がいたから、
生きてこれた。頑張ろうって思った。
でも、手当てをして行くうちに、実験の過激さに気づき、
手の施しようがないところまで進んだ。
壊れて行くあなたを見て、心が折れて行く。
僕たちの運命を変えた日。
いきなりドアが開いて、あなたが入ってきた。
ついにこの日が来たんだって思った。
ここ数日はすんちょるは体調が悪く、休んでいて
2人で今後について話していた。
そんな中の出来事だった。
それからはあまり覚えていない。
僕があなたを背負って、すんちょるが隠れ場所を見つけた。
すぐに治療を施し、眠らせた。
その間に、最低限の回復を期待できるように、
点滴をして、看護した。
僕たちの運命を変えた、あなたの命を消してはいけない。
その一心だった。
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作者の独り言。独り言だからね??
あれ?この作品みんなみたいに伸びない。
別垢の別作品は、伸びたんだけどなぁ〜
つまらんかったらすみません。
この私に清き1票を!ぜひ根強い支持お待ちしております。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!