追いかけなきゃ
ちゃんとあなたに、好きって伝えなきゃ
だけど足がなかなか動かない。
やっと重い足取りで準備室から出ると、昇降口の方に向かって歩き始めた。
昇降口が少しみえてくる。
はやく、あなたのところに行かなきゃ
はやく、
はやく、
昇降口の前にいたのはあなた
、、、とジミン先生。
2人はキスをしていた。
ジ「かわい、、」
「んッふぁ、ジミンせんせッ//」
なんで、?なんでジミン先生との方が嬉しそうなの??
なんで抵抗してないの??
ねえあなた、なんで、、?
思わず話しかけてしまった。
「グク、、せんせっ、!んっ、、」
ジ「あなた、、」
俺はこのあとなにを言ったかわかんないけど、気づけばあなたの手を強引に掴んでいた。
「あ、ちょっと、先生、、!」
俺は理科室へと向かった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!