グク先生side
「グクせんせっ、おはよーございますっ」
なにこいつ。朝から可愛すぎるんだけど。
「そーいえば、グクせんせい!明日のテストに向けて理科教えてください!」
…いいに決まってる。
「先生の意地悪。」
あなた、拗ねてる。可愛い。
~ 放 課 後 ~
(横目で)あなた、ぼーっとしてる。
「え、、あ、はい!」
「はあい、、」
「ええ!なんでですか!もう課題は嫌ですよ;_;」
こいつ、ほんとに鈍感だな。
…お仕置きって課題とかそういう意味じゃないし。
「もう、先生ってば、、」
こいつ、俺のこと絶対落とそうとしてる、、、
~ 帰 り 道 ~
「グク先生、今日ありがとうございました!」
自然と俺の手があなたの頭を撫でていた。
「…/////先生!」
あなた、照れてる、、、?
本当は、帰って欲しくなんかないのに。
「あっ、えっと、さようなら!!」
あいつと一緒にいると、心臓持たない。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。