しのぶside
私には最愛の姉がいた
両親が鬼に殺された時も私に寄り添ってくれた姉
鬼と人間が仲良くする
そんな考えを持つほど優しい人だった
そんな姉も殺された
それからは姉が大好きだと言ってくれた笑顔でいた
言葉や仕草を姉に寄せた
こうでもしていないと壊れてしまう気もしていた
そんなある日、1人の少女が柱になった
女性同士と言うこともあり、すぐに仲良くなった
ポロッと出た言葉
言うつもりはなかった
ただ、本当に似ているな…と思っただけ
明るい性格にふわりと笑う顔
自分よりも隊士の怪我を心配する優しさ
何処となく似ていた
私よりも年下だけど、何処か姉がいるように感じた
姉がいなくなった時から私の心にはポカリと穴が開いているような気がしていた
それが少しだけ閉じていくような感じがした
悲しくなって出来なかった姉の話も、あなたになら楽しい思い出を話せた
姉が死んでからの私の変化を話しても馬鹿にしたり同情したりしなかった
ただ、話を聞いてくれた
それが嬉しかった
聞いてくれるだけで良かった
…ごめんなさい
裏切って、傷つけて
私も大好きだった笑顔を奪って
こんなんじゃあ、姉に怒られてしまいますね…
あなたにしっかり謝りたい
許してくれたと言っても親友として許されない行為
だけど、あなたは「大丈夫だって」と言うのでしょうか?
それでも…それでも…謝って私の気持ちを落ち着かせてたら…また…話をしてくれますか?
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今回はここまでです!
それでは・△・)ノ バイバイ













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。