ルカside
今日は選別の日
だから朝早くから起きて出発しようと思ってたけど…
かれこれ20分こんな感じ
こういう様子を見ると僕よりも歳が下なのも頷ける気がする
って、それより…早く行かないと間に合わない…
渋々、手を離してくれた師範
僕は屋敷を出た
かなりのスピードで選別へと向かう
そしてやっと目的地
どうやら僕が最後のようだ
選別が行われるのは藤の花が咲き乱れた藤襲山
今回は人数が多いって師範が言ってたな
だいだい30…もう少しいるぐらい
その言葉と共に皆、入山していく
さて、7日間生き抜いて早く帰らないとね
これが7日間…
体力より精神にきそう…
〜7日後〜
7日後の朝
僕が下山すると誰もいなかった
話を聞くと僕以外は不合格
つまり死んでしまったらしい
その後、刀の材料を選んだり色々あったけど覚えていない
とにかく早く帰りたかったから
師範は褒めてくれるだろうかと心を踊らせる
やっと屋敷の前まで来ると違和感に気づいた
屋敷のながらが静かなのだ
一応、声をかけながら部屋を見渡す
すると机の上に紙が置いてあるのを見つけた
紙には師範の字で
『ごめんなさい
これからは雨柱を任せます
さようなら
あなた』
頭の生理が追いつかないで止まった僕の耳に鳴き声が聞こえた
声の方に行くとセツがいた
だけど、セツの真っ白な羽は真っ赤になっていた
僕は屋敷を飛び出した
蟲柱様は…動物が嫌いだと聞いたけど…
セツを助けてくれるだろうか…
そう、僕は蝶屋敷へと向かった
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今回はここまでです!
それでは・△・)ノ バイバイ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。