第64話

陸拾肆
18,586
2020/06/25 12:58
あなたちゃん亡くなってしまいましたが他の柱との過去を少し書いて、次にルカのその後を書いて終わりになります(柱の話は長いものと短いものの差が激しいです)


なのでもう少し楽しんでいただけると嬉しいです
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蜜璃side
私たち柱はここ最近、任務以外は蝶屋敷の部屋を借りてこそに居たの



あなたちゃんのお見舞いに行こう…そう何度も思ったけど自分には行く資格はないと思った





血鬼術にかかっていたとは言え、大切なお友達を傷つけてしまったから…






そんな日々頑張ります続いて何日たったころカナヲちゃんに知らされて、あなたちゃんが起きた事を知った
起きてくれたことが嬉しくて…私は思わず部屋を飛び出してそこに向かっていた



途中で柱の皆とも会って、あなたちゃんのいる部屋に入った時には…もう息を引き取りそうなあなたちゃんがいた…



最後の言葉は『あとは頼んだよ』





その後、涙が声が枯れそうになるまで泣いていた


そして…少し昔の事を思い出した…




〜回想〜
お館様
お館様
新しく柱になった、あなただよ
雨宮  あなた
雨宮 あなた
雨柱になりました
雨宮  あなた
雨宮 あなた
雨宮あなた、と言います
お館様
お館様
皆、仲良くしておくれ
柱(あなた無し)
御意
すごく可愛い子ね!キュンキュンするわ!
仲良くなりたいし、お話してみましょ!
甘露寺  蜜璃
甘露寺 蜜璃
あなたちゃん
雨宮  あなた
雨宮 あなた
はい?ええっと…
甘露寺  蜜璃
甘露寺 蜜璃
私はね、甘露寺蜜璃って言うの!
甘露寺  蜜璃
甘露寺 蜜璃
あなたちゃん、これから暇?
雨宮  あなた
雨宮 あなた
はい、特に用はないので
甘露寺  蜜璃
甘露寺 蜜璃
じゃあ、私と一緒に甘味処に行きましょ
雨宮  あなた
雨宮 あなた
はい、行きたいです
そのあと、私たちは甘味処に行った



お団子を食べて、たくさんお話をして



あなたちゃんも私にタメ口で話してくれるようになるほど仲良くなっていた
雨宮  あなた
雨宮 あなた
蜜璃と一緒にいると楽しい
甘露寺  蜜璃
甘露寺 蜜璃
ほんと!嬉しいわ!
そんなたわいもない話をしているとふと視線を感じた



視線のする方を見ると男の人が2人私たちの事を見ていた



そんなに距離もなかったから話してる内容は簡単に聞くことができた
なあ、見ろよ
ああ、あいつだろ
ヤバいよな、あの団子の量はw
それに髪だってなw可笑しいだろw
これだけの内容で私の事を言ってるのだとすぐに分かった
私に聞こえているのだから、あなたちゃんにだって聞こえてるはず…





嫌われちゃったかしら…
雨宮  あなた
雨宮 あなた
蜜璃?
甘露寺  蜜璃
甘露寺 蜜璃
…えっ…なに?あなたちゃん
雨宮  あなた
雨宮 あなた
気にしなくて大丈夫だよ
甘露寺  蜜璃
甘露寺 蜜璃
え…?
雨宮  あなた
雨宮 あなた
あの男の人達の話
雨宮  あなた
雨宮 あなた
いっぱい食べる事はいいことだし
雨宮  あなた
雨宮 あなた
それをいちいち笑うなんて馬鹿馬鹿しいし
雨宮  あなた
雨宮 あなた
髪なんて綺麗な色じゃん
雨宮  あなた
雨宮 あなた
それを可笑しいなんて言ってる目の悪い奴の話なんて気にしなくて大丈夫だよ
雨宮  あなた
雨宮 あなた
ねぇ?そこの男の人
雨宮  あなた
雨宮 あなた
そう思いません?
っ…いや、その…
雨宮  あなた
雨宮 あなた
あんたのその目は飾りか?
雨宮  あなた
雨宮 あなた
人を馬鹿にするような愚かなこと…して楽しいか?
い、いや…俺ら帰ります…
すみませんでした…!
そう言って男の人は行ってしまった
甘露寺  蜜璃
甘露寺 蜜璃
あ、あなたちゃん…ごめんね…
甘露寺  蜜璃
甘露寺 蜜璃
迷惑かけちゃって…
雨宮  あなた
雨宮 あなた
全然、迷惑なんて思わないよ
雨宮  あなた
雨宮 あなた
蜜璃、また一緒に来ようね!
甘露寺  蜜璃
甘露寺 蜜璃
うん!
私はすごく嬉しかった




こんな素敵なお友達ができて私は幸せだなと思った





〜終了〜
あなたちゃん…最後の言葉…私、頑張るよ



あなたちゃんの分まで


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今回はここまでです!

それでは・△・)ノ バイバイ

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