第69話

陸拾玖
12,230
2020/07/18 12:43
行冥side
子供は嘘をつき、我欲にまみれたもの
昔、命をかけて守った少女に

「あの人は化け物。あの人が皆を殺した」


そう言われ、私は殺人の罪で捕まった


あの子が恐ろしい目にあったとはいえ、労ってほしかったと思う
だから私は、新しく柱となった少女を試して見ることにした


あの歳で柱まで上り詰めるのはすごいことだ



だが、人間関係をきずけないなら…柱には向いてない…南無…
悲鳴嶼  行冥
悲鳴嶼 行冥
南無…いるか?
そして、今は少女の屋敷に来ている
雨宮  あなた
雨宮 あなた
はーい!
雨宮  あなた
雨宮 あなた
あれ?悲鳴嶼さん、どうされましたか?
悲鳴嶼  行冥
悲鳴嶼 行冥
嗚呼、手合わせをしようと思ってな
雨宮  あなた
雨宮 あなた
柱最強の悲鳴嶼さんとですか?
雨宮  あなた
雨宮 あなた
私じゃあ、お相手になりませんよ
悲鳴嶼  行冥
悲鳴嶼 行冥
いや、君はその若さで柱になった
悲鳴嶼  行冥
悲鳴嶼 行冥
才能がある
雨宮  あなた
雨宮 あなた
………
雨宮  あなた
雨宮 あなた
私には…才能などないですよ…
雨宮  あなた
雨宮 あなた
私が柱になるまでに助けられなかった命がある
雨宮  あなた
雨宮 あなた
私自身、お館様に助けていただけなければ鬼殺隊に入ってなかった
雨宮  あなた
雨宮 あなた
きっと、鬼などの存在を知らぬまま生きていた
雨宮  あなた
雨宮 あなた
私には鬼を倒したいという強い意思は余りありません
雨宮  あなた
雨宮 あなた
ただ、お館様のお役にたちたい
雨宮  あなた
雨宮 あなた
そんな私にかけられる言葉ではありません
嗚呼…この子は嘘をつかないのか

真っ直ぐだ
悲鳴嶼  行冥
悲鳴嶼 行冥
君を試すような事をした
悲鳴嶼  行冥
悲鳴嶼 行冥
すまなかった
雨宮  あなた
雨宮 あなた
いえ、大丈夫です
____そう、私は知っていた


____彼女が嘘をつかないことを


嗚呼、なんて事を…してしまったのか…


私たちが出来る事は…鬼を滅ぼすこと…

これがせめてもの償いとなる

プリ小説オーディオドラマ