行冥side
子供は嘘をつき、我欲にまみれたもの
昔、命をかけて守った少女に
「あの人は化け物。あの人が皆を殺した」
そう言われ、私は殺人の罪で捕まった
あの子が恐ろしい目にあったとはいえ、労ってほしかったと思う
だから私は、新しく柱となった少女を試して見ることにした
あの歳で柱まで上り詰めるのはすごいことだ
だが、人間関係をきずけないなら…柱には向いてない…南無…
そして、今は少女の屋敷に来ている
嗚呼…この子は嘘をつかないのか
真っ直ぐだ
____そう、私は知っていた
____彼女が嘘をつかないことを
嗚呼、なんて事を…してしまったのか…
私たちが出来る事は…鬼を滅ぼすこと…
これがせめてもの償いとなる













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!