ルカside
炭治郎さんたちはみんな泣いていた
それはもちろん僕もだ
多分、いや絶対僕が1番泣いてる
師範…みんなの声が聞こえますか?
お願いです…どうか…
目を覚ましてください…
師範の眠っているベットに顔を押し付けて泣いていると誰かの手が頭に乗った
炭治郎さん達の誰かかな?と思って顔をあげた
師範が起きて嬉しい反面、師範の声は弱々しいものだった事に悲しくもなった
そう言って玄弥さんとカナヲさんが部屋を飛び出して言った
柱の方は蟲柱様は例外だけど蝶屋敷に1つ部屋を借りてそこに任務以外はいるからすぐに来るだろう
師範の頼みだけどこれは聞けない…
“最後“の頼みなんて…
フフッといつもと変わらず笑う師範
この笑顔はいつでも見れると思ってた
そんな日常が…もうすぐ壊れようとしている
いや…もう壊れ始めている
師範はベットに横たわりながら話始めた
そこへ、柱の方たちと呼びに言った2人が部屋に入ってきた
それを見て師範は少し頬を綻ばせた
師範の…最後の言葉だった…
この言葉を最後に師範は目を閉じた…
最後の言葉が「ありがとう」でも「さようなら」でもなく
『あとは頼んだよ』なんて師範らしいと思った
だけど…それに笑える余裕は全員なく、涙を流していた
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今回はここまでです!
それでは・△・)ノ バイバイ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。