無一郎side
僕はすぐに忘れる
人の名前も顔も
だから、あなたの事もよく忘れてた
_____
______
_____
_____
こんなやり取りはいつもの事
だけど、1度も嫌な顔をしなかった
いつも笑って返してくれて、面倒くさそうな顔なんてされなかった
だから、そのうち覚えられた
馬鹿にされたりもしたけど
なんやかんや言って、歳も近かったから1番仲が良かった
だけど、その友情も自分で壊してしまった
戻そうと思った時には遅かった
あなたは死のまぎわ
もう一度、甘味処にも行けなかった
もう一度、鍛錬も出来なかった
もう一度、任務に行けなかった
もう一度…君に名前を呼ばれなかった
けど、頑張るよ
だって、1番の"親友"からの最後の頼みだったから
僕は雨宮 あなたの事を忘れることなく
戦っていくから
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回はここまでです!
それでは・△・)ノ バイバイ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。