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夢主side
私は26歳。コンビニアルバイト中の成人女性。
明日は中華屋で、明後日は美容院。その他はIT企業でテレワーク。
お金を稼ぐために、働かなければならないのだ。
私の夢を叶えるためにも。
定時になり、帰宅する準備をする。
制服から普段着に着替えた後、休憩しようとギシッと音を鳴らしながらパイプ椅子に座る。
私は手を上に伸ばして欠伸をする。
この子は私の後輩のらだおくん。
うるさいしすぐ叫ぶ。
でもレジ打ちとか速いから後輩だけど尊敬しているのだ。
私がそんなお誘いをするとらっだぁは
なんて嬉しそうに返すから。
私もついつい嬉しくなって誘ってしまう。
クスッと笑う。
本当に年の流れというものは早いもので。
小学生中学生くらいの時には「まだ14歳かぁ……」とかほざいてたくせに社会人になると「また老けたな。もう○○歳になってもた」とか矛盾してくるのが世の常。
きっとみんなそうだろう。
そう言って微笑むと、らだおくんは耳まで赤くなってしまう。
可愛いな。小動物みたい
そんな顔で言われても、虐めたくなるだけなのに。
なんて思いながら私は今日を過ごした。
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夢主が「らっだぁ」「らだおくん」って使い分けているのは特に意味ないです。
なんか分かりにくくてごめんね。
もし宜しければ❤💬⭐して頂ければなって思ってます!!
それでは
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。