その日の夜。
私は自分の部屋にいた。
数原さん、
なんで私に好きな人聞いたんだろ…
それに聞いたあとから
ずっとテンション低かった。
なんでだろ…
気になってご飯も喉を通らない。
もぐもぐ…チマッ
ガタッ
ーお母さんsideー
あなた、どうしたのかしら。
まさか、いじめ?
そんなわけないか…。
ほんとにどうしちゃったんだろう。
ー自分の部屋にてー
そのとき誰かからLINEがきた。
ピコーン
それは数原りゅうとからのLINEだった。
ーメッセージー
数原です。
今日は会えて嬉しかった!
急に変なこと聞いてごめん😔🙏🏽🙏🏽
気にしなくていいから!
カッカッカッカッ(文字を打つ音)
カッカッカッカッ(文字を打つ音)
ー10分後ー
ピコーン
ーメッセージー
んー、気になる人がいる!
でもあんまり話したことないから、
これからたくさん話しかけるつもり!
ーりゅうとsideー
なんで急にそんなこと
聞いてくるんだよぉぉぉぉぉ!!!
ピコーン
ーメッセージー
だな!笑
ーりゅうとsideー
俺の恋は、
あなたさんが協力してくれなきゃ、
絶対に実らないよ。
だって、
俺、
あなたさんの事が、
好きになったんだから。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。