第37話

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1,141
2022/05/23 09:00
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勢いのまま行ったものの、


どうすればいいんだろう




とりあえずアカテントラズ行きのバスに乗らなきゃ






ラント
!………あれは、







____同時刻


廊下を歩いていたラントがふと窓の外を見やった



そこにはなんと、アカテントラズ行きのバスに乗り込もうとするあなたの姿が






ラント
なっ、あなた……!?
ラント
たしかアイツの成績は下げていないはず…!

いったいなぜ……







思わず窓から身を乗り出し、目をまん丸にして驚愕した






貴方
!……いた!







発車寸前のバスに滑り込む



運動神経はあんまり良くないからもう息切れが激しい……










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しばらくして到着


なんと場所は船乗り場




まさかだけど、


陸地を離れるわけじゃないよね……?






おい、オマエ
貴方
!!
お前も赤点を取った者か?
貴方
い、いや、その……







どうしよう、赤点は取ってないんだよな……


だからって赤点取りました!っていうのも嫌だし……



でももう船が出発しちゃうし……!!





もうこうなったらヤケクソだ






貴方
あの、私前々からアカテントラズ収容所に興味があって!

なので見学とかさせてもらえないかな〜なんて………







さ、さすがに無理がありすぎる……!!


もっと頭のいい言い訳はあったはずなのに……!!






………そうか

よし、乗れ
貴方
ですよね、やっぱりダメ………
貴方
え?







い、いけた……!


よく分からないけど、とりあえず乗り切れた






足元気を付けてください!
お手お貸しましょうか!?
貴方
だ、大丈夫です……







やけに親切だなぁ





というか、この船すごくボロボロ……


沈没しないか心配だな









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ジンペイくんたちに気づかれないように甲板の方に乗り込む




そして一息ついたところで思った






貴方
………これ、私が来ても意味ないんじゃ……?







私が来たところで収容所行きを免れることはできないでしょ……?







貴方
…………
貴方
………バカ







頭は割といい方なのに、こういう時だけやらかすんだよなぁ




ごめんね、3人とも


なんの力にもなれなくて……



来てしまったからにはしばらくは帰れないだろう


こうなったら脱出するほかなさそうだ




何より……






あなたさん、気分はいかがですか?
船酔いしてませんか!?
ジュースをどうぞ!←







……この看守であろう男の人たちが


余計なお世話と言いたくなるほど身の回りの配慮をしてくれているのだ




なんか申し訳ない………






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