第33話

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3,228
2022/03/07 09:00






エイリアンは気味悪く笑うと、



大きな怪物をコントロールしてヘドロのようなものを出してきた





貴方
な、なにこれ……ッ

動けない………!!






身体にまとわりついてベタベタする



気持ち悪い……!





抜け出そうと必死にもがいていると、


大きな怪物が私を掴んで持ち上げた






ビッグブラック
グオオオオオオオオッ!!!
マタロウ
あなたさん!!
貴方
〜〜〜〜っ、







なんで私ってこうも敵に狙われやすいんだろう………(泣)







次の瞬間、バキュンッ、と銃声が聞こえた



と同時に怪物の手から解放される





貴方
きゃっ!!
おっと!







目の前は黄色一色



………誰?






貴方
えっと……、紅丸……?
ワイルドボーイ
No No! ミーには〝ワイルドボーイ〟っていう名前があるんだぜ






お姫様抱っこで助けてくれたのは


ガンマンボーイ風のワイルドボーイ







笑顔が眩しい


肌の露出が高い





貴方
ありがとう……
ワイルドボーイ
 No problem!

あなたのためならお安い御用だぜ♡









バチーン!とキザにウインクして微笑むワイルドボーイ





あ、そういう性格なんだ……





格好といい口調といい、


ちょっと苦手かもしれない








貴方
……!!

ワイルドボーイ、後ろ!
ワイルドボーイ
!!







今度はワイルドボーイがヘドロで拘束されてしまう



どうしよう、私のせいだ






貴方
どうしたら………
ラント
____この日をどれだけ待ったことか、
貴方
霧隠先輩……?
貴方
!!あれは……







あのウォッチ



なんで霧隠先輩が?






コマ
あの手に着けているのは……!
えんら先生
あれは…ウォッチの一種……
コマ
えんら先生!いつの間に!?
リュウスケ
あれはえんら先生が与えたものではないんですか?
フブキ
正体不明のウォッチ……

ちょっと期待しちゃうじゃない……!







あのウォッチは


クマ子ちゃんと私で作った〝エイリアンを倒すため〟のウォッチ




えんら先生が渡してないのも当然だ






貴方
でも、どうして














______どうしてそのウォッチを



霧隠先輩が持ってるんですか?

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