第11話

☁️
216
2021/05/04 10:54


しばらく見蕩れていると、彼はこちらを向く。




すかさず目を逸らすが、おそらく気づかれている。




毎日のようにホソクと寝て、私の身体はおそらくホソクの香りで染まっている。








(昼休み)








ナムジュンさんはジンさんからお昼に誘われていた。





その様子を後ろから見ていると、フワッと嗅ぎなれた匂いがする。












Hoseok
Hoseok
行くぞ










振り向くとホソクが立っていた。










”うん”と答え、私はホソクの一歩後ろを歩く。






私の視線の先があなたに向いていないことに気づかれないように。











Hoseok
Hoseok
今日は時間がないからコンビニでもいい?
you
うん、いいよ








時間が無いなら私のこと連れてこなくてもいいのに、なんて思ってしまったことはホソクには言えない。






サンドイッチとカフェオレを手に取りホソクの元に戻る。

















next→→

プリ小説オーディオドラマ