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2020/01/08

第8話

2人で



「じんちゃん部活行こ」


テオくんは今日の部活は少しだけ遅れて来る。
(スパイクを忘れたらしい。普通気づくだろ……w)
テオくん来るまでじんちゃん独り占め出来んだぜ?
最高じゃん。いぇい。
心の中でめちゃくちゃガッツポーズしてるわ。


「なんかみやニヤニヤしてんだけどw
なに?好きな子?w」


はいそうです。
あなたです。
なんて言えねぇよな一生……


「こわw
じゃあ行こ!」


じんちゃんはいつもと同じ明るい笑顔を見せてくれた。
さっきの答えはじんちゃんなりに出たのかな?
ずっとじんちゃんにモヤモヤさせるのも嫌だからそうだったらいいんだけど……






「藤枝ぁ〜、タイム測ってくんない?」


「おっけー!
ちょっと待っててね、!
……はい、いいよ!」


もうじんちゃんはうちの部活にも慣れている。
かすちゃんがいた時からサッカー部は騒がしかったけど、じんちゃんが来てからもっと賑やかになって前より部活の時間が楽しくなった。
……単純にじんちゃんがいるからかもしれないけど。






「お待たせしました〜っ、!!!」


スパイクを取りに一旦家に帰っていたテオくんがジャージ姿になってグラウンドに戻ってきた。


「あ!テオくん!」


テオくんがじんちゃんの近くに寄ってなにか話している。
大した話ではないんだろうけど、じんちゃんはテオくんの話を熱心に聞いてたまに柔らかく笑っていた。

俺も2人の間に入ろうと思ったけど、ここは少し我慢することにした。
じんちゃんに申し訳ないし。






「じんちゃん帰ろっ、!」


「テオくんは?」


そりゃそうだ。
いつも極力3人で帰っているのに突然2人でなんて言われたら……ねぇ?


「そうだよね、笑
テオくん!」


いると思った場所にテオくんはいなかった。
1人で帰ったか?
そんなわけないか、と思いながら校門の方を見たらすでに湖南こなんと2人だった。


「……っ、!

一緒に帰ろ……?」


それにじんちゃんも気づいたようで、結局俺と2人で帰ることになった。
2人で帰るのは俺がじんちゃんを独り占めできるからいつもなら喜ぶけど、悲しそうなじんちゃんと2人って言うのもなんだか悪い気がした。