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2019/12/22

第7話

報われないことはわかっているから



_じんちゃんはさ、テオくんとどうなりたい?


その言葉が頭の中をぐるぐる駆け巡る。
苦手な英語だっていうのにその言葉のせいで集中できない。


付き合いたいけど、友達でいたい。
友達でいたいけど、付き合いたい。


綺麗事なのは前者だけど、実際言われたら後者なんだよなぁ、。


自分がゲイだってことも伝えたら絶対引かれるよね……
最悪の場合 会えなくなる こともあるかもしれないし。


もういいんだよ、


諦めろ、自分。









「じんたーん!」


「ほえ、?」


「この歌めっちゃいいんだよ、聴いてみ?」


そう言うとテオくんは自分が付けていたイヤホンの片方を僕に渡してきた。
まてまて、これを僕が付けるってこと……だよな?
突然の少女漫画のような展開に困惑する。

……いや、友達だったら普通にするよな。うん。


「ありがとう、」


ぎこちない動きでテオくんがさっきまで付けていた赤いイヤホンを自分の耳に付ける。


「じんたんもうちょっとこっち」


急にテオくんに肩を掴まれてお互いの肩が少しだけ当たる。
自分の心臓がばくばくと鳴っていることが感じられた。


「じんたん、?w
どうした?www」


「へっ!?
いやなんでもないけど!!!?」




2人の背中に太陽の暖かい光が当たっている。
少し暑いくらいだ。
そんな中テオくんが暑くね〜?なんて言いながら元々2つ開いていた襟のボタンをもう1つ開ける。
そんなことにもドキッとしてしまう僕は相当テオくんに溺れているんだろう。


好きになったことは辛いし報われないけど、それでも僕はテオくんのことを好きでいてよかったと思う。
付き合うつもりは最初から無いから、少しだけドキドキしたりするのは許して、?