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2020/02/04

第10話

突然



みやと2人で帰ってきたあと、自室にいた僕は今日の課題を終わらせてしまおうと思い机の上に教科書を置いた。

その時ブレザーのポケットのスマホが通知音を鳴らした。

立ったまま何気なくスマホを見るとテオくんからのLINEだった。
トーク画面を開くと、
テオ
一応報告で湖南と1週間付き合う(?)ことになったから
テオ
1週間たってちゃんと付き合うかはわからん
テオ
正直騒がれたくないから周りに言うのはなしで
放心状態だった。
みやは
大聖
了解
とすぐに返事を送った。
僕も既読をつけたからには、と適当な返事をした。
じん
おっけー!
僕口硬いからw



「……そんなこと聞いてない…………」


最初から付き合おうと思っている訳では無いからテオくんがこの先誰と付き合おうとそこまで傷つくつもりではなかった。


それでもやっぱり実際は傷ついてしまって。


頭の中が真っ白になった。
これ以上考えるのはやめようと思って課題を進める。
国語のワークを半ページやった後、自然と涙が流れてきて紙が濡れてしまった。

もうだめだ、これじゃ課題が進まない。


布団の中に潜ってちょっと泣いた。









テオくんからのLINEが届く前からなんとなく湖南と付き合うんじゃないかな、なんて予想していた。


そんな適当な読みが当たってしまうなんて。

焦ってじんちゃんにLINEを送ったものの、1時間経っても既読は付かない。
……相当ショックだろうな。




夜ご飯を食べ終わって自室に戻ってスマホを確認してもじんちゃんからの既読と返信は無くてどうしても心配になってしまって電話をかけた。

すると少ししたらじんちゃんが電話に出た。
電話に出るなりすぐにじんちゃんは喋りだした。


「なんだろうショックが過去一大きすぎてし
んどい」


「そっか、」


電話を掛けたのはこっちなのに言葉が見つからない。


「ごめんみや全部話していい、?」


「いいよじんちゃんが言いたいこと全部吐き
出して」


「どうしたら諦められるんだろ、」


じんちゃんの言葉が重く響く。


「うん……、」


なんとなくの相槌しか返せなくて悔しい。


「僕思ったんだよね、一旦テオくんからちょ
っと距離を置こうかなって」


じんちゃんが今置かれている立場は自分ととてもよく似ていて、まるで自分の思っていることをじんちゃんがそのまま言葉にしてその感情を俺に戻すような不思議な感覚だった。

じんちゃんの心からの叫びにどう答えていいか分からない。
だからと言ってじんちゃんに今自分の気持ちを伝えたらじんちゃんが余計に混乱するだろうし……、こういう時に上手く返せないのが俺の短所だと改めて実感した。


「そうなの……、?」


「うん!みや心配かけちゃってごめん!
LINEも寝てたから気が付かなかった!w
ありがと、!じゃあね!」


じんちゃんから電話を切られた。

俺相槌しか打ってないのに。


明日の学校が憂鬱になった。