第5話

初めての〇〇
923
2019/02/25 07:20



「…っ、き、キス!?!」



〈そうそう、重岡とはもうしたの??〉


「す!する訳ないじゃん!馬鹿じゃないの?!」




急に友達がそんなこと聞いてくるから
変な汗かいちゃったよ。





〈えー、つまんなぁ〜!〉
とか言ってるけど、、、




まだ、早いよ、ね?



そして帰りのホームルームが終わり、






『あなた、帰るぞ』
「あ、重岡、!」




『そういやさぁ、今日友達となんの話ししてたん?』

き、聞かれてしまったのか…?


「え、いや恋愛ドラマの話だよ、!」


『ふーん、』




ほっぺをあからさまに
膨らませて拗ねる重岡



「え、なに拗ねてんの?笑」


『拗ねてないわ!ばぁーか!』


軽く頭をペしっ、と叩かれる。



そしてたわいもない話をして
家に前に着く。












そうすると





『…なぁ、そろそろ重岡呼び嫌や』
「…え、?」
『俺ら付き合ってるやん、重岡は嫌や』
「え、あ、…」
『大毅って、呼んで欲しいねん…』
そう言うと重岡の耳が真っ赤に染まる。


「…だ、大毅…?」
『…ありがと』



大毅、と言うと顔を真っ赤にして
手で顔を隠す。



『ちなみに俺、あなたの会話聞こえてた。』
「…、?!え、!」


すると私に近づいて
私の顔を両手で掴み



私の唇に優しく大毅の唇が重なる。


『…こ、こーゆことや、ろ?』
「…っ、」



何が起こったか一瞬わからなかった。



『っ、恥ず、!』


そう言って私をギューっと抱きしめる



『じゃあな、あなた』
と言って家の方へ向かう大毅
「じ、じゃあね、!」




そうすると満開の笑顔で笑う大毅。





私は抱きしめられてる時に聞こえた、
幻聴じゃない、大毅の言葉。
















『将来お前も重岡になるんやから』

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