第4話

Valentine
762
2019/02/14 13:36


「重岡おはよーう」



翌日、金曜日です、。



『うぃっす』


『なぁ、明日暇?』



「ま、暇かなぁ〜」



『どっか出掛けへん?』



「い!く!!」


『まぁ、明日色々楽しみにしてんで〜』



ん、、?色々?



明日何かあったっけな?


ま、とりあえず明日が楽しみだ













思い出しました。


明日はバレンタインでした。


なんも考えてない上、不器用です。


「はぁ〜どうしよっ」




とりあえず家帰ったら材料
買いに行かないと…











『明日駅に10時集合でな〜』


「家から一緒に行かんの??」



『カップルらしいこと、したいねん』



か、かかかかかカップル!?


「あ、うん、分かった〜!」





滅多に言わなさそうな言葉が
2日続けて聞けて、
なんかすごい違和感





そして明日のために用意した服に

気合を入れて練習したメイク。

そして、夜中まで頑張って作ったチョコ。




「喜んで貰えるといいなぁ…」












ピピピピピ






いつもより早めにセットした
アラームが鳴る。



「ふぁ〜っ、そろそろ準備しなきゃ、」





_2時間後






待ち合わせの駅に15分も早く着いた。





「早く着きすぎたかなぁ〜」






すると目の前には
オシャレなんてしないあなたが


Tシャツにジャケットをきた
重岡が紛れもなく居た。




「あ、重岡…」



『よ、あなた』




そう言って照れ笑いする君


『か、かわええやん』



「…!?!??!」



思いもしなかった言葉を聞いて
ちょっとだけ頑張ってよかった、かも



『…っ、ほ、ほらはよいくで』


「…う、うん、、」



そのあとはショッピングしたり
ご飯食べたりして、


あっという間に時間が経った。








『もうそろそろやなぁ、』


「もうこんな時間かぁ」
スマホを見ると8時を指していた



そして家の前に着く


『今日はありがとうな』



「う、うん、!こちらこそ、!」





そう言って立ち去ろうとする君に




「ま、待って…!」



『んー?』


「は、はい!!!」




勇気を振り絞ってチョコを渡す



ずっと黙ってるから、ダメやったのかなって
思って顔を見ると





口を手で抑えて耳を真っ赤にしている
重岡がいた。







『うわぁ〜!まじか!!』




「ちょっと貰えるおもてたでしょ、」



『さぁ〜〜??』



「もう、、!!!」







一口食べて


『んま!!!』





「ほんと!?!」




『食べるか?ひとくち』



「え、じゃあ、」



すると重岡の食べかけを食べる


「…あ、」



『…なんや、笑照れてんの?笑』



「ち、違うし、」






こういってバレンタインは
成功(?)しました___








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