第29話

衝撃
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2019/03/27 04:31
あなたside
『…んっ、ゲホッ、ゲホッ』


横山「あ、起きたん?」


『あ、はい、ゲホッ』


ストン


『ゲホッ、ゲホッ、え?』


高橋「とんでもないバカやから、近くにおらんと怖いねん」


大倉「特大ブーメランやわ」


『…笑、ですねゴホッ』


高橋「んなっ!…なんなんもぉ…」


『きょへ、へや、から、カバン、持ってゲホッ来て、ゴホッ』


高橋「ん、わかったから、寝とき?」


『(コクコク)』


高橋「(ダッシュ)」


大倉「頼もしいシンメやな」


『…はい』


大倉「なんなん?つきおうてるん?」


『それは無いです(即)』


大倉「…でも、ほんまにお前は無理し過ぎや」


『…すみません』


大倉「…誤ってすまないで」


『…じゃあ、どうすればええんですか』


大倉「…確かにそうやな、」


『…謝ってください』


大倉「…すみませんでした、ってなんでやねん!」


『すみまs』


高橋「はぁ、はぁ、これ、はぁ…」


『…なんで』


高橋「はぁ、はぁ、大阪城公園駅、1番のりばやで、はぁ、」


『…なんで分かったん』


高橋「…いいからはよ行け笑」


『…ありがと、最高のシンメ!!!!!!(ダッシュ)』


高橋「…はぁ、はぁ、ふぅ、」


大倉「…カップルが別れたみたいな笑」


高橋「違います(即)」


大倉「…よく気づいたな」


高橋「何がですか」


大倉「向井と室の事だわ」


高橋「…あなたの事だから、絶対行きたがってる、いや、行きたがらないわけがないやんって思ったんで笑」


大倉「…俺は絶対思わんな」


高橋「そうですか?」


大倉「…バカコンビ」


高橋「…はい?聞こえませんでした…」


西畑「あれ?あなたは?」


高橋「るたこじのところ行ったで」


道枝「え!?なんで!?ばかなん!?」


長尾「みっちー落ち着いて、ってなんで?場所わからんやろ?」


高橋「俺が教えた」


藤原「はぁ…ま、いいか、たまには」


大橋「ええなぁ、俺も行きたかったなぁ」


西村「さっき送別会やったじゃないですか」


大西「ニシタクナイスツッコミ!」


横山「…絶対殴ってるやろな」


高橋「それは想定内ですやん」


横山「あ、そうやんな笑」


高橋「はい笑」







































































































向井side
『…なんでお前がおるん』


そうです


今、俺の隣に、当たり前のように立っているのは


室「なんで?いちゃあかんの?」


『や、ダメって言うか…』


室「しょうがないやん、この電車なんやから!」


『そうやけど…隣じゃなくてm』


?「むかいー!!!!!!!!!!
むろー!!!!!!!!!!」


るたこじ「…ん?」


室「なんか聞こえた?」


『…まぁ、多分別の向井さんと別の室さんやろ』


室「そうやな」


そうやそうや


俺が今1番謝りたくて


俺が今1番会いたい人は倒れてんねんから


?「バカっ!ボケっ!耳悪いんかっ!聞こえとるやろっ!」


室「ボロクソ言われとるなぁ、別の室さん」


『…こっちも言われてるで、別の向井さん』


?「別ってなんやねん、はぁ、倒れたのに、会いにきたんやで?、はぁ、わかったら普通、振り向かん?はぁ、はぁ、」


『なんでおんねん』


室「あなた…」


高嶺「…恭平に教えてもらった」


『あいつ…』


高嶺「違う!恭平のせいじゃなくて!」


室「どーせ、シンメやから、あなた何も言ってへんのに駅のここやで的なこと言ったんやろ」


高嶺「え、何それ、エスパー?え、エスパー室?」


『それええやん笑』


室「ちょ、変なあだ名付けんといて!」


高嶺「…もう、こうやって笑えなくなるん?」


『…ばか、会えなくなるわけちゃうんやから』


室「連絡取れるやろ!」


高嶺「…かったの」


『ん、?』


高嶺「なんで言ってくれなかったの?」


室「あー…」


『俺からは言いません』


高嶺「は?」


室「お、じゃ、俺からも言いません」


高嶺「おい」


室「…西畑に聞いてみ」


高嶺「…」


『…あーあ、あいつら来る前に言ってやろうと思ってたのに』


高嶺「…え?なんで、、」


平野「来ちゃ行かん?笑」


永瀬「た!ま!た!ま!仕事が無かっただけやから」


『なんやそれ笑』


金内「いや、俺もいるで!笑」


高嶺「どーまっぢぃぃぃぃぃ」


金内「いや、なんでお前が泣いてるん笑」


『なんでお前がおるん』


室「…こういうの見たら戻りたくなるやん笑」


高嶺「待ってるよ」


るたこじ「ん?」


高嶺「いつでも帰ってきていいよ、待ってるからっ」


『…ん、』


室「…よし、めちゃめちゃ有名になってあなたと共演してやる」


金内「無理やな」


平野「無理だよ」


永瀬「無理やで」


高嶺「…笑私は待ってるよ」


室「…ありがと。笑」


『じゃ、そろそろ行くかな』


高嶺「…もう?」


室「…最後に!あなた、言わなかったのはごめん、理由は大吾に聞いてや!またどっかで会えたらええな!」


『…あなたありがとうな?今までこんな俺に付いてきてくれて。室も言ってたけど、理由は大吾から聞いてや笑…このこと、言わなくてごめん』


高嶺「なんやねんそれっ…」


平野「なーくーなーよー!」


金内「…俺の美容室はいつでも空いてるから笑、髪染めなきゃいけない!とか、髪切りたいなぁって時は俺のとこ来て笑」


永瀬「こんな休みの日に不仲なやつと会うってことを分かってたけど来てあげたんだから感謝してや!笑」


高嶺「地味にけなされてるやん」


『…ほな、電車来たから』


室「お別れやで〜!」


高嶺「今度マクド行こや、!」


平野「マクド…マック…」


金内「黙ろう」


永瀬「頑張れよ…ってか待って、俺らも東京行かなあかんやん」


平野「あそうだ、電車…るたこじ、あなた、とーま!じゃね!」


永瀬「元気でなー!!!!」


高嶺「…なんか嵐のように過ぎ去ったやんな」


金内「…それな」


高嶺「マクド行く?」


金内「同じこと思ってた」


高嶺「奢ってくれる?」


金内「…絶対言うと思ってた」


高嶺「…てことは?」


金内「…選択肢ひとつしかないやろ、奢ったるわ」


高嶺「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


金内「置いてくで」


高嶺「すぐ行きます!」

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