あなたside
『ふぁ〜…』
…今朝の4時30分です
あ、やばい
寝そう…
『スピー、スピー、スー…』
高橋「…待って、お前も寝たら俺ら夢の国行けないやん」
『ふがっ、へ?』
そうです
ただいま、夢の国に向かう
電車の中。
『無理、まじで眠い』
高橋「起きてて、俺も寝そう」
『じゃあ2人で寝よう』
高橋「…置いてくよ?」
『起きてます』
…まぁ、結局
『スピー、スピー、スー…』
高橋「…昨日仕事なくてまじで良かったやん俺」
寝ちゃいました
だってめちゃめちゃ眠かったんだもん
昨日は仕事あったしさぁ?
学校も行ってたしさぁ?
…じゃあ行くなって話なんですけど
夢の国だいすこなんで
いわゆるDオタです
オタク多いねぇ私ぃ!
まぁ、でも1番はジャニオタっしょ!
強化二宮担なんでっ☆
西畑?
そんなんしらねー、
てかアイツCM一緒にやったよね?
ちょっと潰そうかな
あの、オリーブオイルのやつ
ZIPさんでやってたん!
いないと思ったら
よりにもよって
ninomiyakun
おーまいがー…
高橋「…あなた!」
『スピー…』
高橋「………」
『スピー…スー』
高橋「…気持ちよさそうに寝てるやんかぁ…」
『クカー、スー、』
高橋「起こせないやんかぁ…」
(まもなくぅ〜)
高橋「…置いてくかぁ」
『おい、起こせや』
高橋「わっ、起きてたんかい」
『や、今起きた』
高橋「もう着いたで」
『え、もう?早くね?』
高橋「寝てたからやん」
『そだけど早…』
高橋「東京来る時どうしてたん」
『学校早めに抜けて、仕事行って、仕事死ぬほど早く終わらせて、色々ダッシュでここまで来た』
高橋「一緒に語彙力鍛えよっか」
『おっす』
『来たァ!』
高橋「着いたァ!」
たかきょへ「『ゆめのくにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!』」
『え、何から乗る???』
高橋「やっぱビックサンダーマウンテンやない?」
『よっしゃ、ダッシュ!』
高橋「え、おま、足速いねん!」
『いがゃぁぁぁぁぁぁぁぁぃぁぁぁぁぁぃぁぁぁぁぁぁぁぃぁ!!!!!!』
高橋「声になってへん、ぐなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぅぃぅぁぁぁぁぁ!!!!!!」
『お前もじゃうぐわぁぁぁぁぁぁあいぃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』
高橋「てか、叫びすぎやん、俺らぁぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぇぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぃぁぁぁぁぁぁぃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
『…叫ばないでいける』
高橋「…俺も」
『ちょ、叫ばないでいってみる?』
高橋「キャストさんの前真顔で行ってみる?」
『あ、それいいねぁぁあぇぁぁぁぁあ!まだおわってなかったんかぃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあい!』
高橋「…言ったそばからぁぁぁぁあ!」
『真顔だよ、真顔』
高橋「分かっとる、」
『笑っちゃだめだよ?』
高橋「おん、あ、来るで」
キャ「楽しかったですk」
え、待って、キャストさんの顔ウケるんだけど
キャ「…表情筋が少々固いようですので、柔らかく行きましょぉー!」
『ぶっ!www』
高橋「ちょ、ま、無理www」
『あざーっした!www』
高橋「www待ってwwこれ謎にwwつぼるねんけどwww」
『いやwwそれな?ww』
高橋「表情筋てww」
『夢の国で表情筋てww』
たかきょへ「『笑いすぎて死にそうwww』」
『wwwwwwwwwww(もはや声にならない)』
高橋「wwwwwwwwwwwwwwww(同じく)」
『スプラッシュマウンテン……』
高橋「濡れるの嫌やな…」
『写真撮る時変顔ね』
高橋「おっけ、でもいつ変顔かわからんからずっと変顔でおる」
『とか言ってる高嶺ちゃんも分からないから同じく変顔ずっとしてる』
高橋「え、変顔もうしてるやん」
『潰すぞナルシ』
『きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぅぁぁぁぃぁぁぁぅぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぃぁぁぁぁぁぁぁぃ!!!!!!』
高橋「おわっ、俺これ手上げられへんんんんんんんんんんんゆがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぃぁぁ!!!!!!」
『ばっかぁ!変顔だよ!?』
高橋「しとるわ、あほぉ!」
『顔見えてないから分かんないよぁぁがぁがぁぁぁぁぁぅぁぁぁぁぁぁい!!!!!!』
高橋「じゃあなんで言ったんわぁぁぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぃぁぁああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぃぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!」
『知らねーよおぉおぉぉぉおぉぁぉぉおぁおぉおぉぉおぉぉぉぉぉぉぉおぁぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!』
(写真を見て)
『…』
高橋「…」
たかきょへ「『ぶっは!ww』」
高橋「なんやねんこの顔www」
『こっちのセリフだわww』
高橋「口!口がうーってなってんねんww」
『そんなん言ったら恭平だって顎がくいーんってなってるやんwww』
高橋「なんやねん顎がくいーんってww歌手かよww」
『それはウィーウィルロックユーやんww』
たかきょへ「『……ぶっは!ww』」
高橋「なんで黙るんwww」
『いや、お前もじゃww』
(周りでこっそり見てたジャニオタさん)
「…………………………………………………………………………なにあれ、可愛いの塊」
「や、まじそれな?」
「……やっぱ好き」
「うん。」
「すっごい可愛い」
「うん。」
「すごい好き」
「うん」
「「結論最高だね」」
「被ったね」
「ねぇ」
(それを見ていたたかきょへ)
『人って平和だね』
高橋「問題起こさんといて」
『特大ブーメラン』
高橋「…」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。