職員室に忘れ物を取りに行き
急いで中庭に向かう
ゆうた先生の隣の席に
ポンポンと誘導されて
素直に座る。
「いただきます」
ご飯を食べ進めている中
そう声をかけてくれた。
何故かすごいニヤニヤしている …
何か企んでいるのか …?
小指を出されたので
子供みたいに指切りげんまんをして
ゆうた先生は満足そうだ。
ダダダダダとものすごい勢いで来たのは
ジ、ジョンウ先生 ???
ん?ん?
へ ~知らなかったな ~
そう言ってゆうた先生がジョンウ先生の
頭を撫ぜると
プクプクと口をふくらませて拗ねた。
子供か
あれとは … ???
… ???
!?!?!?!?
”ライオ ~ ン ???”
”ア”ゥッ !!!!”
ダメだ。脳が追いつかない …
得意な数式を使っても解けない …
2人が笑っている中
私は自分の世界で答えを探していた。
.
.
.
そして予鈴がなってやっと
現実世界に戻ってきた。
あぁ …
今日は不思議なものを見た1日だった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。