何をする気だドンヒョクくん
とりあえず無視をする
クラスが笑いに包まれる中
号令をかけSTを終わらせた。
少しして今日回収したノートを
職員室に持っていこうとした…が
なかなか重い。
何回かに分けて持っていこうか、
台車を持ってこようかなどと
考えていたが
自分で少し頑張ってみようと思った。
よいしょ…
あっやばい、思ったよりも重すぎて___
よろけた私のからだとノートを支えてくれた。
委員長のドンヨンくんが。
そう話しながらドンヨンくんは
3分の2以上のノートを持ってくれた。
私が今持っているのはたったの3冊。
3冊………全然もっと持てるけど
彼の優しさに少し甘えることにする。
ドンヨンくん…委員長で
真面目な感じかと思っていたけど
割と冗談も言うんだ…
今日は沢山クラスの子の事をしれて
嬉しくてワクワクしながら
学校を出て電車に乗り込んだ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!