第12話

仕上げには2
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2020/12/13 13:54
再び悠里の部屋に戻っていた俺は、眠っている悠里を起こさないようにそっと抱き上げ、俗に言う、お姫様抱っこをして、用意していたタクシーに乗せた。


タクシーの窓越しに、悠里の御両親から

悠父「悠里のことをたのんだよ。」

悠母「遙くん。本当にありがとうね」

と声をかけられたので

遙「お任せください」

と答え会釈をした。




悠里の家からタクシーがどんどん遠ざかると、今まで我慢していたニヤケがどっと溢れてきた。

やっと掴んだ僕の幸福......誰にもじゃまさせない。
邪魔するやつは.......一人残らず消してやる

悠里、愛しい悠里、僕だけの悠里....これからはずっと一緒だね。





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