第2話

1
70,779
2020/12/23 09:53











花塚 あなた
無理です。お引取りを
? ?
いいえ。命令ですので
花塚 あなた
いやいや。
花塚 あなた
冗談は辞めてください。警察呼びましょうか?
? ?
………はあ。仕方ないですねえ
? ?
あまり手荒なマネはしたくないのですが









身の危険を感じたが、もう遅かった。












首に手刀を当てられ、私の意識はそこで途絶えた。













__________






五条side







俺は今不幸だと言える。







好きでも無い奴と結婚するのは、







冗談抜きで嫌だし、だるい。










しかも顔見知りじゃないやつ?











なんで俺がそんなやつと結婚しないと行けないんだよ。


















暴れても遅いのはもう分かっていたので、









仕方なく式服に着替える。












代々引き継がれている服なんですよ、








と使用人が笑顔で説明してくるが、











正直この服今すぐにでも破ってやりたい。















父 「悟、準備出来たな?」









久々に俺に顔を見せる父親。










その顔を今すぐ殴ってやりたかったが、











ぐっと堪えて










五条 「ああ」











と溜息混じりに言った。













父 「悟も不安なことが多いだろうが、
  相手の人はいい人だ。」












父 「そう力むなよ」















今俺が力んでる理由はお前だよ。

プリ小説オーディオドラマ