目が覚める。
俺寝てた????あれ?
でも最後に記憶に残ってんのは確か。、
あなたに寄りかかってたはず。
でもその肝心のあなたが隣にいない。
……夢でもこいつ見たな。
どんな内容だったかな。
でもなんか……
───────フッとこいつが消えた
そんな内容だったかな。忘れたわ。
返事無し。
なんか急にゾッとしてきた。なんでだ?
どうせ風呂かなんかだって分かりきってるのに、
背筋がゾッとする。
変な夢も見るもんだ……
そんな内容だったっけ?
夢だから思い出せねぇ。
酷いぴえん。(?)
まださっきの夢の蟠りか何かが心に残って消えない。
どうしたら治るだろう。
あなたを愛せば治るのだろうか。
身体的に直接愛せば治るのだろうか。
自分の愛をあなたの身体に縫ったら
この蟠りは大人しくなるだろうか。
考えに考えきれず、結局有耶無耶しながら強引に
あなたの口に自分の口を合わせた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。