恥ずかしい。恥ずかしすぎる。
朝、五条はもう仕事に行っていたんだけど、
……ごめん五条、
きのう寝る時目覚ましかけてなかったから
朝ご飯作ってなかった。
そんなことより。
昨日のが蘇る。
鮮やかに。
なんでだよこういうのだけ記憶力いいのほんと何？
バタバタ洗面所へ走る。
使用人がおはようございます、
と挨拶してきたが今はマジ勘弁で
無視して直行した。
勢いよく顔を洗う。
顔の紅さなくなれ無くなれ無くなれ。
やばいわ。
死ぬって。
てか子供出来んのかな、、、
私には予想がつかない。
そりゃあ子供が出来ることが許嫁の宿命だから
出来たら万歳だろ、恐らく。
子供か。
もし出来たら私はなんて名前を付けるんだろう。
とりあえずお風呂入ろうかな、
お風呂場へ足を運んだ。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました！