第143話

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2021/04/05 02:24

























聞いてしまった。悟の過去のこと。









夏油傑のことや百鬼夜行、










天内理子の護衛と抹消の時のこと。











恵のお父さんのことまで。













五条 悟
五条 悟
僕、傑が居なくなって正直戸惑ったよ
五条 悟
五条 悟
結構乱れたし。
五条 悟
五条 悟
それと同時に、今度は自分がしっかりする番だって思ったけど
花塚 あなた
やっと猿が人間になった的な
五条 悟
五条 悟
……
花塚 あなた
ごめん続けて
五条 悟
五条 悟
涙もいなくなった時は折れた
花塚 あなた
泣いてたね
五条 悟
五条 悟
大切なものをまた無くすってどんなに辛いか思い知らされたよ
五条 悟
五条 悟
…………でも最近また傑を思い出すんだよな
花塚 あなた
なんで?
五条 悟
五条 悟
さぁ……









わからん、悟はそう言いながら私に寄りかかった。











潰れる……











五条 悟
五条 悟
あ、いいなこれ。丁度いい
花塚 あなた
何が????
五条 悟
五条 悟
花塚 あなた
こっちは潰されそうなんだけど
五条 悟
五条 悟
知らん知らん
 








なんて傲慢な。











私は悟のこと大半は知ってるつもりでいたけど、










話聞くと知らないことばっかだったな。












甘党になった理由とかもさっき知ったんだが?













沈黙が続く中、時計の針の音が聞こえる。










悟は私に寄りかかったままだ。











何を考えているんだろう。











五条 悟
五条 悟
……
花塚 あなた
…………
五条 悟
五条 悟
分かった
花塚 あなた
ん?







悟が突然そう言い出すもんだから、












下を向くと悟はこっちを見上げてこういった。













五条 悟
五条 悟
クリソツなんだよ
花塚 あなた
何と何が?
五条 悟
五条 悟
傑とあなた
花塚 あなた
………どこが?私前髪変?
五条 悟
五条 悟
いや、違う違う
五条 悟
五条 悟
優しくする場面が似てる
花塚 あなた
……ほう
五条 悟
五条 悟
さっきも黙って俺の話聞いてくれたろ。傑もそうだった
五条 悟
五条 悟
俺がなんかを話してる時は黙って聞いてくれてることが多かったかな
花塚 あなた
ふーん
五条 悟
五条 悟
煽り方もなんか似てる時あるし
花塚 あなた
何?あんた傑のことすきだったの?
五条 悟
五条 悟
親友としてはね
花塚 あなた
ふーん







興味ねー、とか思いながらまた前を向く。











時計の短針はそろそろ9を指そうとしていた。















ボーッとしてると、











いきなり体にズン、と重みがきた。













花塚 あなた
…ん?











悟の方を恐る恐る見る。













……………寝てやがるんだが。











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