第74話

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2021/01/12 10:00










その學治君について、










親に色々聞いた。












‪私と學治君は同じ幼稚園、小学校だったこと。










高校からは違うところだったこと。










私は學治君と仲が良かったこと。











よく一緒に遊んだこと。














花塚 あなた
……ふぅん…
あなたの母親
…思い出せない、?
花塚 あなた
わかんないわ
あなたの母親
会ってみる?
花塚 あなた
はい?












思いがけない一言。











会ってみる?って。










そんな簡単に会えるもん?











だって一応裏方御三家の1人なんでしょ。











花塚は勢力弱いから普通の家庭に住んでるけどさ、










天塚じゃあもっと位が高いのでは?













あなたの母親
家近いよ
花塚 あなた
そうなの?
あなたの母親
あれ?来る時見なかった?
花塚 あなた
分からんわ











どうやら十字路の向こうにあるらしい。











あなたの母親
会ってみたいなら会ったら?向こうは多分覚えてると思うし
あなたの母親
それに正月とかもお母さん達はあってるから別に行っても不審に思われないよ
花塚 あなた
そうなんだ……挨拶程度にあったろっかな
あなたの父親
偉そうだな………まあいいか。行こう
あなたの母親
服何とかしなさいよ
花塚 あなた
…はい。










部屋着着替えろって言われました。










てへ。












________











あのさぁ。










學治様って言われても








イマイチピンと来なかったんだけど











ご本人めちゃくちゃ記憶力いいよね。











私見てすぐあっ、ってなってるし。










今天塚さんの庭で喋ってんだけどさ。








めちゃくちゃ普通に喋ってくる。









コミュ力高いなこの人。










天塚 學治
あなたは高校どこ行ったん?
花塚 あなた
……えっと、西南学院かな
天塚 學治
そうなん、通りで電車で会わなかったわけや
花塚 あなた
……學治君はどこに
天塚 學治
俺?俺は久留米
花塚 あなた
頭いいんだね…









福岡でも有名な高校だ。









てか遠いな。

















花塚 あなた
學治君は……何か特殊な、能力持ってるの?
天塚 學治
俺?俺は相手の能力より上の式神を唱えて呼べるんだ
花塚 あなた
す、すご……いのか、








少しの間の沈黙が続く。








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