これのいい?
が何を指すか分からないほど私もアホじゃない。
五条がつっこんだが、
いつもの面白い感じではなかった。
また床に押し倒されたよ。
五条くん床好きだね〜。(
何が大丈夫……
こちとら死ぬほど緊張してんのに、
どうしたらその余裕……
しないやつね。()
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なんだろ。
この頭がぼーっと、ふらふらする感じ。
睡魔に落ちそうになる前のかんじ、
心地のいい感じ。
五条は荒いのだろうかとか思ってたけど、
ちゃんと優しかった。
目に涙がたまる。
悲しい涙なんかじゃない、
これは何の涙だろ
私の目上にいる五条は、
私の流した涙をペロッと舐めた。
五条がニヤッと笑った。
恥ずか死にそう。
私が五条を見ると、五条が顔を歪めた。
ぽぅ、とする頭で?が浮かぶ。
ん?なんかスイッチ入った?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!