第7話

二章 二節
43
2019/09/26 12:11


 はぁ…リビングに大きな溜め息が響いた。ご飯を食べ終わってあともう少しで登校というとき、リティアはTVを見ていた。しかし、内容が内容だったのだ。『いじめ』という物を題材にしていたがはっきりいってしまうと内容が綺麗事をたんたんと並べているだけのつまらないどころか共感のきのじすらなかったのだ。絶賛いじめを受けているリティアからしたら尚更であった。

「まあいいか…学校へ行きましょう」

そういいリティアはリュックを背負いリビングを出た。いじめを受けているリティアにとって学校へいくことは憂鬱であった。何度か行きたくないと考えて部屋からでなかったことだってある。だが、それでもアランに連れられて学校にいきそのままだ。正直面倒くさい。このままサボってしまいたい衝動に刈られたがそれでもリティアは行くことにした。はぁ…という大きな溜め息がまた大きく響いた。

プリ小説オーディオドラマ