あなたの下の名前(女)side
どこに隠れようかな…
ドアを開けて居たら後ろから声をかけられた
こんなところになんで居るんだ?
かくれんぼだよ
……え?
どうした
もしかして一虎と?
うん
よく出来たな
押しまくった
真一郎が話そうとした時2階から 行くぞー と一虎の声が聞こえてきた
ヤバっ真一郎匿って!
はぁ?!無理だろ!
いいから!
階段を降りている足音が聞こえ余計に焦る
真一郎もなぜかかくれんぼをしてないのにとても焦っていた
どこだろー
直ぐ近くで声が聞こえると真一郎は私を引っ張ってトイレに入る
なんで真一郎も隠れてんだよ
流れで隠れちまったんだよ
足音が遠ざかって聞こえなくなった
取り敢えず真一郎の部屋に行こ
それ俺が言うやつだからな
真一郎の言葉を無視して静かにドアを開ける
左右を確認して出るとそのまま階段に向かう
階段を上り部屋のドアを開けて真一郎が入ったと同時に閉めた
ホントに俺なにやってんだろ←
かくれんぼ
いや、そうだけどそうじゃなくて…
なに訳の分からないこと言ってんだ?((
そんなことを考えていたら階段を上る足音が聞こえた
私ここに隠れるっ
そう言って真一郎のベットに潜り込んだ
あ、おいっ俺はどうすりゃいいんだよ
真一郎はかくれんぼやってないでしょ
あっ
コンコンコン
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!