朝のチャイムが鳴り皆席に着き始める
先生が話をしているが耳の右から左に流れていく
昨日の事を話したいのに杉野休みだし、疲れて頭が回らない
私は普段から真面目に授業を受けているのですんなりと信じてくれた
保健室に着くと熱を測り(平熱だけど)あまりにも怠かったのでベットを使わせてもらった
先生が話しかけてきたが今の私には答える気力もない
そのまま私は寝てしまった
騒がしい音で目が覚める
ベットの横には目が覚めた元凶と思われる2人組
時間でも止まったかのようにピタッと止まっている
だがそんなはずはなく時計は カチッカチッ と音を出しながら動いていた
そこに居たのは圭介と同じくらいの男の子
2人はやっと動いたと思ったら目をこっちに向けてまた固まった
起き上がると ごめん! と圭介が一言残して男の子を引っ張って逃げていく
気付いた時にはドアを開けっ放しにしたまま保健室から居なくなっていた
よりにもよって先生が居ない時に…
2023.4.6 1回
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。