SCside
ジスとジョンハンであなたの事を話した
話し合った結果、俺たちが普段使っている物を出来るだけ名前で呼ぶこと
そして、時間がある時は言葉を教えていくこと
あなたの分からない事が少しずつでも無くなっていけるように
SC「あなた、帰ったら写真見よっか」
You「……」
SC「写真」
You「しゃしん…」
今までの思い出のある写真
コンサートで訪れた国の風景や食べ物の写真
弟たちと撮った何気ない写真や集合写真
沢山ある
JH「クプス、ゴセも見せようよ」
SC「お、いいな」
思い出の詰まった写真には
たくさんの人がいて
たくさんの景色がある
それをあなたにも知ってもらえたらいいな
SC「きっと面白いよ。だから楽しみにしてて?」
You「…たのしみにします。」
SC「うん笑」
.
.
.
SC「あなた、手洗いに行こっか」
You「て…」
SC「こっちおいで、これを引っ張ったら水が出てきて……」
宿舎について一つ一つ説明しながら教えていく
俺が言ったことを繰り返し言うあなた
覚えようとしているのかただ繰り返して言ってるだけなのか
それはあなたにしか分からない
SC「いい匂いするだろ?これは石鹸の匂い」
You「いいにおい…」
顔の前に手を持っていくと顔を付けて匂いを嗅ぐあなた
You「くぷす て…いいにおい」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!