第66話

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2020/10/03 07:02
SCside









You「…」


SC「…熱?」




ちょっとした違和感




DN「いつもと同じに見えますけど…」


SC「いや、違う。ほら、目がちょっと違うしだるそうだし、体がいつもより熱い」


SVT-SC「「……」」


JN「分かんない」


HS「俺も分かんない」




なんで分からないんだ?!よーく見たらいつもと違うのに




JS「確かに言われたらなんか違うね」


SC「さすがジス!ところで、体温計どこにある?」




あなたをソファーに座らせて側を離れようとした時




SG「あなた?どこ行くの?」




ゆっくりと立ち上がり何故かカーテンの後ろ側へ行ってしまった

後を追ってカーテンをめくってみる




SC「…辛いか?」


You「…」


SC「辛いよな、ほらこっちおいで?」


You「…」


SC「…何か言われてた?」




思い返してみれば、あなたの突拍子もない行動は全てあの場所では当たり前の行動。

きっと、これも何か言われてたんだろう

そっと手を引いてみんなが居るところに連れて行くけど弱い力で抵抗してるのが分かる




You「ねつ、ある」


SC「うん」


You「ちゅうしゃ、」


SC「注射なんかしないよ?」


You「かくり…」




あなたと話している間にミンギュが冷えピタ貼って、熱を計った




MG「38度…」


JS「今日は一緒に連れて行かない方がいいと思うよ、熱が上がったら大変だし…」


SG「けど、あなたを一人にはしたくないですよ。熱があるなら尚更。」


JH「でもなぁ…」




ここであなたの側を離れても、あなたはまた俺が帰ってくるのをずっと待ってる

けど、もしかしたら側にいないときっとまた誰かの【命令】を待ってしまうかもしれない

困った顔をするみんなを納得させるために話していた時




You「……いっしょ、」


SC「え?」


You「あなた、くぷすといっしょ…』


SC「あなた…」




大丈夫という気持ちも込めて笑ってみせた

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