第76話

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2020/10/04 03:42
JSside




SC「ジス、ハニ話あるんだけどちょっといいか。」




昨日の夜静かに部屋に入ってきたクプスに僕達は部屋を出た

いつぶりだろうかクプスがここに帰ってきたのは




JS「その前に何か言う事あるんじゃないの?」


SC「……」




前と比べて窶れたような気がした

その事もショックだけど




SC「…俺、ミナと付き合うことになった」


JH「…は?」




聞こえてきた言葉はそれ以上にショックで、殴ってしまいそうになった拳を握りしめた




JH「どういうことだよ…」


SC「…」


JH「どういうことだって聞いてんだよ!!」


JS「ハニ、クプス最近帰ってこないのと関係あるの?」


SC「…ごめん」

JH「あなたの事はどうすんの?ずっとお前が帰ってくるの待ってるのに、どうするんだよ!!!」


SC「…っ」




何か理由があってこうなってるんだろうなとは分かる

でも、毎日毎日"クプス"って、"来ますか?"ってクプスの帰りを待っているあなたを見てるからこそこういう結果を出したクプスに怒りが止まらなかった




SC「あなたは…、みんなが側にいてあげて欲しい。」


JH「…本気で言ってんの?」


SC「…お願い」




辛そうに顔を歪めるクプスの瞳から涙が溢れた




…………


……







JS「あなた何のジュースがいい?」


You「りんごのじゅーす、かいます」


WZ「毎日飲んでよく飽きねえな」


You「じゅーす、おいしい」




テレビ局の長い廊下

今日はスケジュール自体の時間が長いからあなたとウジで飲み物を買いに来た




JS「今日はちょっと大変だけど頑張れる?」


You「がんばれる」


JS「よかった」




短いストローからちゅーちゅーとジュースを飲む姿が可愛らしくてちょっとだけ笑ってしまった。

それはウジも同じみたい




You「あっぱもください?」


WZ「いらないよ」


You「じす、」


JS「じゃあ一口貰おうかな」




無事にジュースも買えてたわいもない会話をしながら楽屋へと向かう




You「…くぷす、」


JS「え?」


You「くぷすいます、くぷすきました!』


JS「ちょっと待って、!あなた!」




何かを見つけたのか走っていくあなた




JS「ウジ!急いで!」


WZ「全く」




慌てて追いかける

でも、




You「くぷ……」


WZ「あなた、…!」




目線の先きいたのはミナとキスをしているクプスの姿だった

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