WNside
ヒョン達が買い物に行ってから1時間
You「……」
JN「大丈夫かなあれ」
WZ「大丈夫じゃないだろ」
ヒョン達が行ってから玄関のドアの前に座って1歩も動かない
あいつ
クプスヒョンが待っててって言ったからなのか
ただ俺達と話したくないのか
それとも
WN「命令すればいいんじゃねぇの」
MG「ヒョン、命令って...」
思ったことがポロッと口から出た
みんなの視線が集まったのが分かった
WN「普通に考えてもそうだろ。今までの行動だって、ヒョン達が言わないと動かねぇじゃん。俺たちが言わないと無理なんだろ?」
SG「それはっ...」
WN「そんなの命令と一緒だろ」
今だって俺達がこんなに話してても見向きもしない
WN「おい」
WZ「ウォヌ」
WN「こっち向け」
WZ「やめろっ」
WN「こっち向けって!」
WZ「やめろって!」
You「……」
WN「ほらな、命令がないと動かねぇんだよ」
主がいないと動けない
WN「操り人形みたいだな」
自分の意思で手を動かすこともない
感情も見せなければ喋ることも無い
WN「...気持ち悪ぃんだよ」
You「……」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!