SCside
SC『今度の休みの日2人で出掛けよう』
そうあなたを誘ってみた
このままじゃ嫌だし、このままじゃダメだと思ったから。
案の定あなたはポカンとしていたけれど、側にいたウジが静かに笑っていた
SC「この前スングァナと何の勉強してたの?」
You「…むずかしいおはなし」
2人ベッドに入り向かい合う
若干眠たそうなあなたは目を擦りながら話していた
SC「何それ笑」
You「そのあと、あっぱもおしえてくれた」
SC「何を?」
You「…だれにもいうなよ、ってあっぱが」
…ウジめ
なんだかんだ俺のことを応援してくれているようで、少しだけ意地悪だ
肝心なことは全然教えてくれない
You「くぷす、」
SC「ん?」
You「くぷすは、いっぱいいます」
SC「え?」
だから俺は最近いっつも考えてばかりだ
ユンギヒョンの言葉を
そして、
You「あなたも、」
あなたの言葉も
SC「それってどういう意味…って笑」
隣を見れば目を閉じて、それでもしっかりと俺のパジャマを握ったあなた
あと2日…
あと2日すればその答えが分かるだろうか
俺の答えと一致すればいいな、なんて。
SC「おやすみあなた」
そっと頭を撫でキスを落とした。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!