SGside
You「……くぷす」
SG「ヒョンは今お風呂入ってるよ」
ヒョン達が買ってきたパジャマを着て、クプスヒョンが言った通りにソファに座っているあなた
SG「ボンタンちゃんと止まってないよ笑」
You「...ぼたん、します」
1個ずつズレて止まっているボタン
You「……」
SG「……」
You「……」
SG「不器用だね笑」
これからは出来るだけボタンをがない服を買わないと
あなたを見ていると親目線になってしまう
何も知らないから放っておけないのと
1人にしたらいけないって思うんだ
きっとあなたは誰かが傍に居ないと何も出来ないだろうから
You「……くぷす」
SG「もうすぐ戻ってくると思うよ」
You「……あなた」
SG「うん」
You「…ん」
SG「ん?」
ボタンに手をかけたまま、こっちを見て動かないあなた
SG「どうしたの?」
You「…くぷす、…あなた、……ん」
SG「え、えっと…」
分かってあげたいのに分かってあげられない
You「…くぷす、あなた、ぷれぜんと、しゃわ、ぼたん」
物を見ながら名前を言っていくあなた
You「…ん」
あ、もしかして
SG「名前…?」
You「な、まえ…」
SG「スングァン、ブ スングァンだよ」
You「……ぶぅ」
SG「…うん笑」
あなたが本当に名前を知りたかったのかは分からないけど
そうだったらいいな。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。