第4話

お出掛けだ☆

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2021/01/07 05:46

あなた

ん…ふぁぁ……え？！今何時？！

あなた

8時半…

あなた

8時半かぁ………食堂行かなきゃぁぁぁぁ！

食堂🍚

あなた

うっわ…誰もいないじゃん……まぁいいや。

あなた

まだ時間はあるし…。

あなた

確か10時からだっけ？

あなた

部屋でゆっくりしてよーっと。

司書

あ、藤沢先生！おはようございます！

あなた

おはよう司書さん！

司書

ご気分は如何ですか？

あなた

上機嫌だよー！

司書

そうですか！通りで、機嫌が良さそうなお顔をしてらっしゃいると思いました！

あなた

言葉が丁寧すぎるね

司書

え？

あなた

「してらっしゃる」って、私そこまで丁寧語を使ってもらえるような人じゃないよ？

あ、そういえば今思ったんだけど、私の本ってどうなってるか知らない？ほら、向こう(クズ司書のとこ)では潜書とか全然してなかったからさ……。

司書

いえ！使わせてもらいます！

それより本の事、聞かされてないんですか？

あなた

何を？

司書

藤沢先生がご執筆された小説は、3冊しか残っていないんです！！

あなた

…え？

織田作之助

おっしょはん？(＾ω＾)💢

司書

ハッ！

あなた

いいよ。作之助…。

織田作之助

良くないわ！！

あなた

いいんだよ！

あなた

前の図書館で、潜書を積極的にしなかった私が悪いんだ。

織田作之助

それは絶対ちゃう！！

あなた

でも私6冊しか書いてないし、

織田作之助

少なかったから、もう3冊になったところで変わらんちゃうことか？

あなた

そうだよ。

織田作之助

その考え。変わらんと今日出掛けへんからな？

あなた

え？！

あなた

……

あなた

分かった…

🚪🚪

あなた

あーー！どうしよう！

司書

ごめんなさい！！！！

あなた

いーよ。教えてくれてありがとう。

司書

失礼します…

あなた

うん…

🚪

あなた

部屋戻ろ……

🚪

あなた

……うっ…うぐっ……うぅぅ…

太宰治

おーい。大丈夫か？

あなた

うん…だい″じょぶ……。

太宰治

入っていいか？

あなた

(治にも優しいとこあんだなぁ)…いいよ。どうぞ。

太宰治

おう！ﾆｶｯ
てか目赤いじゃん！
これで大丈夫って言ってたのかよ！

あなた

えへへw

太宰治

俺は真面目に心配してんだぞ？！

あなた

ごめんごめんwありがと

太宰治

いやいいけどさ…とりあえず何があったんだ？

あなた

実はね…

あなた

________って事なんだよ

太宰治

それマジ？

あなた

マジ

あなた

笑っちゃうよね…ダサいや私……。出来ることあったはずなのに、自分の本も守れないなんてさ…。

太宰治

そんなこというな！！

あなた

え？

太宰治

あなたの作品！俺全部読んでたんだぜ？！それが消えた？！俺は許せない！！

あなた

ごめんね

太宰治

あなたは謝んな！！
俺はお前んとこの司書に怒ってんの！！

あなた

なんで？

あなた

？

坂口安吾

おーい何叫んでんだー？

太宰治

あ！安吾！！ちょっと来てくれ！！

坂口安吾

お、おうwどうした？

太宰治

実は…

太宰治

_____って事なんだよ！！

坂口安吾

それ本当か？

太宰治

あなたが言ったんだ。間違いないよ！

坂口安吾

で？お前はどうなんだ？

太宰治

俺は、(クズ)司書が許せない！！

坂口安吾

俺もだ。

あなた

私は…

あなた

自分が許せない。

太宰治

だから違うんだってば！！！

坂口安吾

もしかしてさっきからこれか？

太宰治

そうなんだよ！！
ずーーーーーっと自分が悪いって！！

坂口安吾

あなた

あなた

何？

坂口安吾

確かに、お前は積極性があまりない。
そのせいで本が消えたのも事実だ。

太宰治

安吾？！

坂口安吾

だが！！

太宰治

！

あなた

！

坂口安吾

潜書を許可せず、本に近づくことも禁止していた(クズ)司書も悪い。いや、そいつが悪いって言ったほうがいいな。

あなた

安吾……

太宰治

安吾のいう通りだよ！！
だから自分を責めるな！！

あなた

ごめんね…ありがとう。

坂口安吾

考えは？

あなた

変わったよ。

あなた

私も(クズ)司書が許せない。

坂口安吾

フッ。もう大丈夫そうだな。

あなた

うん！

太宰治

良かった！！

太宰治

んじゃぁ、俺ら潜書行かないと！！

あなた

頑張れ！！

坂口安吾

おう！

@@@@@@@@@@@@@@@@@@

織田作さんとのお出掛けという名のデェトを期待していた方々すみませんでした！！！m(_ _)m

あなた

次は！！

織田作之助

出すやんな？(圧

もちのろんでございますよ！！

あなた

本当に？

う″

織田作之助

怪しいなぁ

出しますよ！！はい！！当たり前でしょう？！

あなた

聞いた？作之助。

織田作之助

「当たり前」やっけ？

ハッ！

織田作之助

出せや？( ^ω^ )

キャラがぁぁ！

あなた

何言ってんの作者(引

引かないで？！

あなた

まぁいいやんじゃぁ終わろっか

織田作之助

うん

織田作之助

ほななー！

あなた

ほななー！

あなた(書かなかったらシバいとこ…。)

え？

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第5話私だってオシャレくらいするわ！ボケw

リタ🌙🥺

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。