第11話

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2022/03/09 12:00





蘭 side





何故か俺は新幹線の中で寝ていた
灰谷 蘭
……



何故か俺の隣にはあなたの下の名前が居ない



灰谷 蘭
(あなたの下の名前どこ行ったんだ?)

トイレか?と思い五分ほど待ったが戻ってくる気配はない
灰谷 蘭
…どこ行ったんだ

スマホの電源が着いていた
灰谷 蘭
位置情報……

スマホの通知欄に【位置情報】とあなたの下の名前からメールが届いていた
灰谷 蘭
(ここどこだよ)

あなたの下の名前のGPSはここより3つ前の駅周辺にあった
そして目に入ったのはメールの内容だった

蘭ちゃん
私、急用ができたの。ごめんね。探さないでって言っても蘭ちゃんは多分私の事探すと思う。でも本当に来ちゃダメなの。絶対殺されるから。蘭ちゃんに死んで欲しくない。探さないで。
灰谷 蘭
(殺されるって何だよ?!)

一度深呼吸をして次の駅で降り、タクシーで××駅に向かうことにした。
灰谷 蘭
(どういうことだよ…殺される?探すな?一体何が……)
灰谷 蘭
(そもそも俺が何で眠ってたんだ?)

何を飲んだ?食べた?
灰谷 蘭
(水…)
灰谷 蘭
あの男か?
優しそうな顔の男を思い出した
灰谷 蘭
あいつしかいねぇ



俺は怒りと焦りがごちゃ混ぜになって謎の恐怖心に駆られた




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