第3話

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2021/05/20 08:57
とは言っても。私が作ってた漫才は私がネタをやるつもりではなく、私がつくりあげた架空の漫才コンビ用に書いたものだ。こんな根暗で性格の悪い私と何を考えてるか分からない松永がやるようた漫才じゃない。


ネタ作りは難航しそうだ。
松永 秀章
   元さん…秋元さん、聞いてますか、、、  
噂をすれば(?)松永だ。
秋元 あなた
   ん、なんだっけ   
ネタのことを考えていたから全く聞いていなかった。それに、松永の声が小さくて聞こえないし聞く気すらなくしていた。
松永 秀章
   ネタの話… さっき僕、流れだけいくつか考えたんですけど、 
秋元 あなた
   あの短時間で?   
松永 秀章
   え、っとーまぁ、はい、一応メモしてあります   
どうせ、ほかの芸人さんがやっているような浅はかなボケに適当なツッコミを加えたものだろう、と思っていた。
けれど、彼が渡すメモを見てそんな考えは全て無くなった
秋元 あなた
    これ、、1人で?   
松永 秀章
   一応?   
秋元 あなた
    めっっちゃいい…!!   
お世辞でもなんでもなく、心の奥底から出た言葉だった。
松永が作った漫才は、私が今まで作ってきたものとは違う何かを感じた。これだ。私たちがやるべき漫才。細かい所調整していけば絶対面白い。




今まで自分で漫才を作ってたけど、「この漫才を私がやりたい」と思ったのはこれが初めてだった。












*久々の更新でごめんなちゃ風邪ひいて寝込んでてw

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