You side
「ん…。」
カーテンから覗く太陽に照らされて、目が覚める。
『おはよ〜』
「っ?なんでしんちゃんがここにいるの!?」
『え、だってここ俺の家やもん。』
「あ、そっか。え、でも仕事は?」
『昨日終わらせといたから、昼からだけ。』
「そうなんだ〜」
『でさ、今日一緒に行かへん?』
「え?どこに?」
『俺らの楽屋(AAA)』
「え!?いいの!?」
『うん』
「え、えぇ…?」
『どうしたん?』
「私、みんなに迷惑かけそうだもん。」
『そんなん大丈夫やって』
「…ほんとに?じゃあいきたい。」
〜数分後〜
『あなたもうそろそろ行くで?』
「う、うんっ…」
あんな大スターに会うなんてそりゃ緊張するよ…〜
shinjiro side
『着いたで』
「え、うん…!」
〜 楽屋 AAA 〜
『おはよ〜!』
宇)あ、真司郎おはよ〜!
「…っ」
『ほら、あなた?』
「っおはようございます…」
宇)あれ?もしかして彼女ちゃん?確かあなたちゃんだよね…?
「は、はい!」
宇)そんな固くならなくても 笑 あなたちゃん仲良くしてね〜
「はい!ありがとうございます…!」
末)おっはっよー!ってえ?
「…おはよう、ございます?」
末)あら、?もしかして真司郎の彼女ちゃん?
「はい!」
末)あー、かわぁいぃ♡
「っ///ありがとうございますっ!」
もう、あなたに可愛いとか…わかりやすく照れてるし。
西)おはよー!何に、みんな集まってんの?
末)あ、にっしー、おはよー!
日)おはよう〜!
宇)また遅刻かー?おい!
日)ごっめーんってー
日.西)わ、なんか可愛い子おる!
「あ、初めまして!西島さん(?)と日高さん(?)」
日)え、かわいーじゃん。さん付けじゃなくていーよ?
「じゃあ…… だっちゃんって呼んでもいいですか…?///」
日)いいよ〜!よろしく!
『なぁ、ちょ…』
宇)ねぇあなたちゃん、写真撮ろー!
「え!いいんですか?撮りたいです ずっと夢だったんです 泣」
宇)かーわいっ!いくよ?はいチーズ
宇)あー、かわいっ!ありがと
「いえいえ、こちらこそです!」
末)ねぇ俺とゲームしない?
「やりたいです!私、意外と強いですよ?」
末)まじ〜?
西)いや、俺もやる。
日)じゃあ俺も。笑
メンバーみんなあなたに夢中すぎて…。
『ねぇ、あなた、ちょっときて。』
あなたの腕を掴み、急ぎ足で隣の部屋に連れ込んだ
何が悪いのかわかってないような不思議な顔で俺を見つめてくる。
「真司郎、どうしたの?」
『どうしたのじゃないわ』
『なんなんさっきから。メンバーにチヤホヤされてさ…嬉しそうにして。』
「だって…」
チュッ
『だって?何?』
「もう!ずるいよ。」
「もしかして嫉妬した?」
『ちゃう!注意してるだけ!』
「ん?ほんと?」
俺のほっぺたをツンツンする彼女。
「ギュッ しんちゃん好き。///」
『っ///』
急なしんちゃん呼びはずるすぎる。
『…っ』
その頃お隣のメンバー達は
宇)はぁ、絶対真司郎、あなたちゃんに嫉妬してる。
西)めっちゃ顔怖かった
末)俺たちなんかした??
日)普通に仲良くしてただけー
宇)ちょっとさ様子見てみる??
末)おっいいね
AAA)チラッ
「ほんとに〜??ツンツン」
「ギュッ しんちゃん好き。///」
『っ///』
西)めっちゃ真司郎照れてるやん笑
日)あなたちゃん、あれは反則だろ。
末)ほんとやばいわ。
日)俺、やっぱあなたちゃん彼女にする。
西)は?俺の彼女ー!!
末)は?俺、あなたと一緒にゲームやったけん。
宇)もう、ほんとうるさい。バレるじゃんか、
日 西 末)ごめん 笑
end…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。