ダリオス神殿の入り口には、二体の巨大な獣神が立ちはだかり、訪れる者を見定めているかのようだ
一行は神殿を入った中央広場
とりあえずナーチフォールを眺めたり、
スプラはみんなを写した画像の数々を自慢げに見せると、
デバイスを覗き込むハチの言葉にエップが身悶える
ユキホたち大笑い
ここから更に上にあがると、 ナーチフォールをもっとも間近で見ることができる バンブイサン ダリオス神の父神、ファイアー メイ神殿だ、最高所である そこへ詣《まい》れば、周辺の神殿を制覇したことになるだろう
そう言って、そそくさと逃げて行く
階段を見上げて立ち止まるクレインに、不意討ちを食らわすレオン
クレインは振り返りもしない
フワッと髪の毛がかかるくらい、クレインの側に来て覗き込みながら
動揺して怒りちらかすクレイン。
向こうからレイラがやってくる
それを見てレオンは 微笑む
お構い無しに連写する
カシャカシャカシャカシャカシャ
二人の冷たい視線など、ものともせず、
階段には、こちらの様子を伺うスズカが目を光らせている
レオンはそれに笑顔で手を振りながら続ける、
レオンに言われると意地でも登りたくなるが、みんなの事を考えると、納得せざる得ない
でも なぜ レイラまでその中に入ってるのか…💧
レオンが何を考えているんだか、さっぱり分からない
あれこれ思い悩むクレインの様子をレオンは じっと見つめる
慌てて歩き出そうとするクレインに立ちふさがるレオン
大袈裟に驚くふりはわざとらしい
ぱっとレイラを見るレオン
矛先がレイラに向いて、クレインは困った様子で立ち止まる
悪戯な小悪魔は、しつこく二人を挑発する
いつもとは違うパターンにレイラも戸惑う
よろけるクレインを支えるレイラ
抱き合う二人を愉快そうに見つめて、ふーん、立派に歩けるのね!とレオンが嘲笑《あざわら》う
ゲートをくぐり、行ってしまう
取り残されたクレインとレイラ。
腕を組み上げ、とてつもなく不機嫌な様子のレイラに困り果てるクレイン
精一杯、明るく言ってみる
レイラはクレインを食い入るように見る
慌てまくって話すクレインをよそに、レイラは目の前で 背中を向けると膝をつく
だいたい、あいつ、ゴースト持ってるはずなのに! それなのに!あーきっと嫌がらせにあんな事いって、私たちをひどい目に合わせようという魂胆なんだな!!
ぎゃーぎゃーと うるさいクレインを、レイラは立ち上がって、無言で抱きかかえた
クレイン、恥ずかしさのあまり、レイラを見れず、その胸に顔を埋《うず》めた
レイラは前方を見据えて、クールな表情を崩さない
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二人の頭上には、レオンのMgドローンとガオウが潜んでいた!
ますます楽しみですねぇ❤️
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!