あ、もうちょいで朝だ
本当ですね
今布団を準備します。
妖の行動時間は基本夜
日光は妖にとって天敵だからだ
いや、大丈夫だ
またお散歩ですか?
昼間動き過ぎると夜疲れちゃいますよ。さっき会議あったばかりなのに
1時間くらい街をぶらぶらするだけだ
そんな長居しねぇ
そういうと桜は立ち上がり扉に手をかけた。
…もう朝日登ってるかもだから下がってろ
はい
桜が扉を開ける。
すると見事に綺麗な朝日が桜を照らした。
瞬間、桜の姿が変わりごく普通の女の子の姿になった。
じゃ行ってくる
お気をつけて
影から小鬼が顔を出す。
妖は日光に当たってしまうと先程の桜の妖の姿のように消えてしまうからだ。
昼間も外に出れるのは半妖の特権だ
さぁてパトロールと行くか
〜続く〜
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。