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第42話

突然の宣告
送られてきた写真を見たみなとは


三「2人で会うのはあかんよ?写真送ってきて脅しみたいやん」


小「脅しじゃないじゃん、僕からキスしちゃったんだよ…」



少しの沈黙
そう、僕は被害者ではないから




三「会わんくてもええやん…」

小「そしたら写真きよに見せるかもよ?」

三「きよちゃんに説明しよ?酔ってたから仕方な…あ」




小「…酔ってたとは言えないでしょ、僕未成年」




三「…こたは後ろ姿やから誤魔化せんかな」
再びスマホを見ながら呟くみなと


小「無理だよ、みなとだってすぐ分かったでしょ」



完全包囲された




小「…自分が悪いから何とかするよ」

三「それじゃきよちゃんとも夕とも関係続けるってこと?」



小「…これ以上きよを裏切れない」



三「まさか、きよちゃんと別れて夕と付き合う気なん!?」




小「…とにかく!今はライブのことに集中しよ!この話は東京戻ってからでいいんだし」



僕は立ち上がる

小「もう寝よ、大丈夫だから。おやすみ」







翌日、洗面所でりょうがに会う

涼「おはよ」

小「うん、朝から爽やかじゃん、珍しい」

涼「みなとに突撃されたからね笑」

小「あ、そうなんだ笑」

涼「みなと、今日は現地集合するって言って先に出掛けたよ」

小「りょーかい」

…みなとは眠れたかな





それは突然のことだった

部屋で明日の大阪行きの準備をしているとドタバタと凄い勢いで階段を駆け上がる音がした


慶「きよはるー!こたろー!」



何ごとかと慌てて廊下に出ると、同じタイミングできよも部屋から出てくる


慶「病院行くぞ!みなとが線路に飛び込んだみたいで…タクシー呼んだから下行こう」


小「!!」
清「えっ!」


清「え、え、線路に飛び込んだ!?みなとが!?」


慶「よく分からないけど近所の人が見たらしい…怪我とかも全然分からない」








清「…た!こた!」


呼ばれていることに気づいて顔を上げる




慶「お前真っ青じゃん!大丈夫か?」

清「まだ何も分からないんやから心配しすぎんでええて」





小「僕が…僕のせいだっ!」

ポロポロと勝手に大粒の涙が落ちてゆく



小「みなと、死のうとしたんだ…」



慶「え!?どういう事!?」

清「お前何か知ってるん?」




小「僕のせいで…みなとが…僕が、居なくなればいいのにっ…」


隠さなければいけないのも、もう終わった

こんな形で終わりがくることは予想してなくて

体が宙に浮いているかのような感覚




僕が悪いのに…

僕は何も言葉が出なくて、ただただ泣いた




2人が何か言ってたけど、何も耳に入ってこなかった






玄関のチャイムが鳴っているのに気づいた市川くんが

慶「とりあえず行こう、こたろう」


市川くんはきよに目配せして先に降りていく




きよは何も言わなかった

そっと背中を押されて僕は歩き出した




清「ちょっと待っとって」

助手席の市川くんに何か話しかけて、それから僕たちは後部座席に乗り込んだ




車の中で僕はひたすら
みなと!死なないで!って繰り返し心の中で叫んでた




清「血が出るで」

声がして顔を少し上げると、固く固く握られた僕の拳をきよの手がゆっくり開かせてくれた


慶「みなとの様子、確認してみるわ」



慶「もしもし、夕?みなとはどう?」



小「夕!?」